子宮がん検診
婦人科腫瘍専門医、がん検診認定医による子宮がん検診
細胞診は子宮の頸がん検診や体がんの検査で用いられるように、悪性腫瘍をスクリーニングするための検査法として重要です。特に、子宮頸がん検診は、死亡率を減少させる有効な検査として証明されています。
CQ(クリニカルクエスチョン)201
『子宮頸部細胞診の適切な実施法は?』
Answer
子宮頸部の扁平上皮-円柱上皮境界(Squamo-columnar Junction: SCJ)領域を中心に細胞を採取する。
- 『産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2020』 編集・監修 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会
子宮頸がん検査では標本の適切な評価が求められます。豊富な臨床経験を有する産婦人科医師が適切な条件のもと適切な部位より多数の細胞を採取し、乾燥させることなくただちにスライドグラスに塗抹しアルコール固定する、あるいは液状検体を作成します。さらには熟練した有資格者(細胞検査士、細胞診専門医)が診断を行うことによって検査が完了します。上記の何か一つでも欠ければ適切ながん検診を遂行することはできません。院長は婦人科腫瘍専門医、がん検診認定医の資格を有して子宮頸がん検診に携わり、細胞診専門医として20年以上にわたりスライドガラスを顕微鏡で診断してまいりました。
子宮がん検診に関連した院長専門医資格(各学会HPで氏名公開)
細胞診について院長が発表した学会報告(過去5年)
- 『Clinical characteristics of trophoblastic disease over 40 years old』 International Federation of Placenta Associstions, 2018
- 『入院加療が必要となった子宮腔内細胞診および内膜組織診検査後の骨盤内炎症性疾患の検討』 第59回日本臨床細胞学会春期大会 2018年
- 『当院における分葉状頸管腺過形成(LEGH)の臨床的検討』 第59回日本臨床細胞学会春期大会 2018年
(いずれも指導的共同演者として)